
<金華山>
・金華山は、岐阜市にある標高329mの山
・かつては、稲葉山と呼ばれていた
・山頂には岐阜城がそびえ、戦国時代には歴史の表舞台に
たびたび登場した
・岐阜市のシンボル的存在で、市民のランドマークや憩い
の場となっており、夜景が美しいことからデートスポットとし
て県外から訪れる客も多い

<自然>
・山全体は、ツブラジイ・アラカシを主とした照葉樹で覆われており、照葉樹林の最終的な姿と言
われている極相林となっている
・金華山の山名は、ツブラジイの花が咲くとと山全体が黄色く見え、金色に輝いて見えることに由
来する
・登山道ではヤマガラなどの鳥類や、リスをみかけることもある
・最近の調査では金華山にはイノシシが暮らしている痕跡が見つかっている
<地質>
・地質的には古生代のペルム紀から中生代の三畳紀に堆積したチャートでできており、非常に
固いことからあまり侵食されなかったために、標高10m程度の岐阜市の平野の中で聳え立つ山
となって残ったものと考えられる
<登山道>
各方面から山頂へ向かう多くの登山道が整備されている
金華山ロープウェーを利用することもできる
・七曲り登山道…岐阜城への登城道で、ロープウェー開通まで最も多く利用された登山道。
よく整備されていて道幅も広い。 初心者でも安心して登れる。
ちなみに、「七曲り」だが実際は13曲りぐらいある。
・瞑想の小道(こみち)…所々急斜面や、道沿いに崖もあるが、難所には看板や橋などもあり、
比較的よく整備されている。小さな沢を横切ったり、長良川や岐阜市内
の眺めもいたる所で楽しめる。頂上付近に鼻高登山道への分岐点があ
る。いくつかの沢を横切ることから「水手道」ともいわれる。
・馬の背登山道…山頂までの最短コース。初心者向きではない急斜面の箇所がある。山頂と瞑
想の小径との分岐点にある馬の背登山道のスタート地点の看板には「お年寄
りや幼児には無理です」と表記してある。
・百曲り登山道…禅林寺の石段の南に登山道入り口があり、ロープウェー頂上駅付近にたどり
つく登山道。馬の背に次いで短いコース。こちらも初心者には厳しい。
・東坂登山道…岩戸公園からのコース。途中大参道、唐釜コースへと分岐する。
・鼻高登山道…県道287号線沿いの長良川左岸から登るコース。健脚者向け。山頂付近で瞑
想の小径とつながる。
・達目(だちぼく)登山道…東坂登山道から分岐して日野へ降りる。
・大釜登山道…達目洞から北上し、鼻高方面へ向かうコース。
・大参道登山道…なだらかな平地。森のトンネルをくぐっているような感じのコース。
・唐釜登山道…七曲り登山道と東坂登山道を結ぶ。なだらかで所々道が細いコース。
その他にも、踏み跡は存在していたが、現在はロープや杭で道が塞がれ通行禁止となっている。